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2011-06-13

抗うつ薬は健常者における皮質下-皮質の安静時機能的結合を低下させる。

Antidepressant medications reduce subcortical-cortical resting-state functional connectivity in healthy volunteers.
Neuroimage. 2011 May 27;
Authors: McCabe C, Mishor Z

40人の参加者にSSRIかSNRIか,プラシーボを7日間,二重盲検法により投与して,rsfMRIを測定。解析はシードベースで,ROIは右の側坐核,扁桃体,ACC,MPFC。主観的Moodにはグループ間で差はなし。扁桃体とvMPFC間の機能的結合がSSRIにおいて有意に低下し,扁桃体とOFCの結合はSNRIで低下。線条体-OFCの結合もSNRIで低下。これらの結果は抗うつ薬治療はMoodの変化とは独立して,感情や報酬の処理に関する領域の機能的結合を低下させることを示している。うつ病患者で見られる機能的結合の上昇を抗うつ薬はノーマライズしてるのではとの結論。

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