William W. Seeley
Journal of Neuroscience 11 December 2019, 39 (50) 9878-9882; DOI: https://doi.org/10.1523/JNEUROSCI.1138-17.2019
アブストの訳
「salience network」とは、前帯状皮質と腹側前島皮質を中心とする一連の脳領域のことである。このネットワークは、扁桃体、視床下部、腹側線条体、視床、特定の脳幹核などのノードを含み、多様な実験課題や条件に応じて共起することから、領域一般的な機能を持つことが示唆されている。最初の記述から12年が経過した現在、サリエンスネットワークは、多様な手法、概念、そして生涯にわたる健康な人と病気の人を含む哺乳類の種を用いて、広範囲に研究されている。このように研究が進んでいるにもかかわらず、サリエンスネットワークの本質的な機能はいまだに解明されていない。この論文では、これらの文献を包括的にレビューすることは試みないが、私はサリエンスネットワークの最初の発見、概念化、命名を取り巻く状況を説明し、多くの読者には馴染みのない側面を強調する。そして、その後の研究で得られたいくつかの重要な進歩について述べ、最後に、まだ探求されていないいくつかの疑問を提起して締めくくります。
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この論文で重要なのは,”For years, many researchers understood their work and ours to be describing the same system. Slowly, the distinction between the two networks became clearer (Power et al., 2011; Touroutoglou et al., 2012; Nomi et al., 2016).”ですね。
cingulo opercular task-control networkは行動エラーで,salience networkは恒常性維持に関与とのこと。
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