大人の事情により,安静時fMRI解析のマットラボツールボックスを作成しました。
Comprehensive Connectivity Analysis(cocoa)
安静時fMRIの解析は百花繚乱,群雄割拠なわけですが,比較的標準的な解析ができればいいやという研究者向けに,細かい設定なしに,またコマンドラインを使うことなく,わずか数回のクリックだけで解析ができるように作りました。
安静時fMRIの解析初級者から中級者向けです。
cocoaでできること
・標準的な事前処理(SPM)
・ROI-to-ROI解析,ROI-to-Voxel解析(CONN)
・グラフ理論解析(BCT)
・独立成分分析(GIFT,constrained ICAのみ対応)
・ReHo,ALFF解析(REST)
・複数被験者をいっぺんに解析
・複数セッションに対応
やっていることは,それぞれのツールボックスにパラメーター渡して自動で解析してもらっているだけです。
できないこと
・2nd level analysis
集団解析はできないので,SPMやNBSを使ってください。
安静時fMRIだけでなく,課題ベースのfMRIにおける前処理も簡単にできます。
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作成時間1分のロゴ。そのうちもちっとましなのを作りたい。
ダウンロードはこちら。
https://www.dropbox.com/s/2hwj2tteru2ywcp/cocoa.zip?dl=0
簡易マニュアル
https://www.dropbox.com/s/njz55zibb3c7der/cocoa_manual.pdf?dl=0
インターフェースはこんな感じ。これ以外に設定はなし。
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基本,出力先を決めて,Dicomフォルダを指定,解析に使うテンプレートを設定するだけ。