Apathy and cortical atrophy in Alzheimer's disease.
Int J Geriatr Psychiatry. 2010 Sep 27.
Tunnard C, Whitehead D, Hurt C, Wahlund L, Mecocci P, Tsolaki M, Vellas B, Spenger C, Kłoszewska I, Soininen H, Lovestone S, Simmons A.
アルツハイマー患者をアパシーの有無で二群にわけ,萎縮の程度を比較。非アパシー群はアパシー群と比較して,ACC,OFC,PFCが萎縮していた模様。アパシーは前頭領域の萎縮と関連がありそう。
2010-09-30
2010-09-29
後内側皮質の機能的結合
Functional connectivity of the posteromedial cortex.
J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2010 Oct;81(10):e9
Authors: Cavanna AE, Geminiani G, D'Agata F, Sacco K, Duca S, Bagshaw A, Cauda F
precuneus and surrounding parietal areas (posteromedial cortex, PMC)がDMNの中心的領域。PMCと他領域との機能的結合を体系的に調べている。PMCの前部は視空間ネットワークと関連し,
PMCの後部は自己や感情に関連したネットワークと結合していた。PMC後部が自己関連処理や意識において重要な寄与をもつことを示唆しているとのご考察。
J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2010 Oct;81(10):e9
Authors: Cavanna AE, Geminiani G, D'Agata F, Sacco K, Duca S, Bagshaw A, Cauda F
precuneus and surrounding parietal areas (posteromedial cortex, PMC)がDMNの中心的領域。PMCと他領域との機能的結合を体系的に調べている。PMCの前部は視空間ネットワークと関連し,
PMCの後部は自己や感情に関連したネットワークと結合していた。PMC後部が自己関連処理や意識において重要な寄与をもつことを示唆しているとのご考察。
2010-09-28
健忘性MCI患者における機能的結合異常
Abnormal whole-brain functional connection in amnestic mild cognitive impairment patients.
Behav Brain Res. 2010 Sep 16;
Authors: Bai F, Liao W, Watson DR, Shi Y, Wang Y, Yue C, Teng Y, Wu D, Yuan Y, Jia J, Zhang Z
26人のMCI患者と18人の健常者を平均20ヶ月フォロー。MCIでは,皮質下と前頭皮質の機能結合に低下が目立つ。MCIの進行とも関連性が認められている。AD移行へのマーカーとして機能的結合が使えるんじゃねっとのご提案。
Behav Brain Res. 2010 Sep 16;
Authors: Bai F, Liao W, Watson DR, Shi Y, Wang Y, Yue C, Teng Y, Wu D, Yuan Y, Jia J, Zhang Z
26人のMCI患者と18人の健常者を平均20ヶ月フォロー。MCIでは,皮質下と前頭皮質の機能結合に低下が目立つ。MCIの進行とも関連性が認められている。AD移行へのマーカーとして機能的結合が使えるんじゃねっとのご提案。
2010-09-24
腹側線条体の報酬関連活動と特性的報酬感受性の関連はドーパミン遺伝子多型によって調節される
Association between reward-related activation in the ventral striatum and trait reward sensitivity is moderated by dopamine transporter genotype.
Hum Brain Mapp. 2010 Sep 15;
Authors: Hahn T, Heinzel S, Dresler T, Plichta MM, Renner TJ, Markulin F, Jakob PM, Lesch KP, Fallgatter AJ
タイトルのまんま。背景知識がないとへーで終わってしまう。
Hum Brain Mapp. 2010 Sep 15;
Authors: Hahn T, Heinzel S, Dresler T, Plichta MM, Renner TJ, Markulin F, Jakob PM, Lesch KP, Fallgatter AJ
タイトルのまんま。背景知識がないとへーで終わってしまう。
青年期における安静時ネットワークと統合失調症型特性表現との関連
Adolescent resting state networks and their associations with schizotypal trait expression.
Front Syst Neurosci. 2010;4:
Authors: Lagioia A, Van De Ville D, Debbané M, Lazeyras F, Eliez S
12-20歳の39人を対象に安静時fMRIを測定している。解析はICAで,20のICを抽出。(1) a default-mode network (DMN); (2) a dorso-lateral attention network; (3) a visual network (VN); (4) an auditory network (AN); (5) a sensory motor network (SMN); (6) a self-referential network (SRN)の6つの安静時ネットワークに焦点を当てている。VNとANには臨床症状との相関有り。DMNは統合失調症型特性とは関連が認められなかった。この結果は,DMNと統合失調症傾向との関連は発達段階のより遅い時期に明確になることを示唆している。あるようなないような。。
Front Syst Neurosci. 2010;4:
Authors: Lagioia A, Van De Ville D, Debbané M, Lazeyras F, Eliez S
12-20歳の39人を対象に安静時fMRIを測定している。解析はICAで,20のICを抽出。(1) a default-mode network (DMN); (2) a dorso-lateral attention network; (3) a visual network (VN); (4) an auditory network (AN); (5) a sensory motor network (SMN); (6) a self-referential network (SRN)の6つの安静時ネットワークに焦点を当てている。VNとANには臨床症状との相関有り。DMNは統合失調症型特性とは関連が認められなかった。この結果は,DMNと統合失調症傾向との関連は発達段階のより遅い時期に明確になることを示唆している。あるようなないような。。
2010-09-17
ブロック及び事象関連パラダイムにおける非神経BOLD変動
Non-neural BOLD variability in block and event-related paradigms.
Magn Reson Imaging. 2010 Sep 10;
Authors: Kannurpatti SS, Motes MA, Rypma B, Biswal BB
fMRI研究における血管性の寄与の程度は明らかになっていない。この研究ではブロック及びイベントの運動課題におけるBOLD変化を検討している。安静時のデータを用いて補正すると,血管性の変動はイベントよりブロックで強い影響があったらしい。
Magn Reson Imaging. 2010 Sep 10;
Authors: Kannurpatti SS, Motes MA, Rypma B, Biswal BB
fMRI研究における血管性の寄与の程度は明らかになっていない。この研究ではブロック及びイベントの運動課題におけるBOLD変化を検討している。安静時のデータを用いて補正すると,血管性の変動はイベントよりブロックで強い影響があったらしい。
2010-09-16
連合した社会的注意を導く頭部及び視線手がかりの皮質処理
Cortical processing of head- and eye-gaze cues guiding joint social attention.
Neuroimage. 2010 Sep 8;
Authors: Laube I, Kamphuis S, Dicke PW, Thier P
STSは視線方向の処理に関わるが,この研究では以前に考えられていたよりもSTSのもっと前の方が重要らしいことを示している。
Neuroimage. 2010 Sep 8;
Authors: Laube I, Kamphuis S, Dicke PW, Thier P
STSは視線方向の処理に関わるが,この研究では以前に考えられていたよりもSTSのもっと前の方が重要らしいことを示している。
2010-09-14
fMRIを用いた個人脳の成熟の予測
Prediction of individual brain maturity using fMRI.
Science. 2010 Sep 10;329(5997):1358-61
Authors: Dosenbach NU, Nardos B, Cohen AL, Fair DA, Power JD, Church JA, Nelson SM, Wig GS, Vogel AC, Lessov-Schlaggar CN, Barnes KA, Dubis JW, Feczko E, Coalson RS, Pruett JR, Barch DM, Petersen SE, Schlaggar BL
サポートベクトルマシーンを用いたMVPAをやっている。7歳から30歳までの238例が5分のrsfMRIを実施している。結果としては機能的成熟における55%の分散を説明可能であった。もっとも予測への寄与が高かったのは,大人における主要な機能的ネットワーク間のショートレンジ機能的結合の低下であった模様。成熟すると機能的ネットワーク間の独立性が高まるってことだろうか。。
Science. 2010 Sep 10;329(5997):1358-61
Authors: Dosenbach NU, Nardos B, Cohen AL, Fair DA, Power JD, Church JA, Nelson SM, Wig GS, Vogel AC, Lessov-Schlaggar CN, Barnes KA, Dubis JW, Feczko E, Coalson RS, Pruett JR, Barch DM, Petersen SE, Schlaggar BL
サポートベクトルマシーンを用いたMVPAをやっている。7歳から30歳までの238例が5分のrsfMRIを実施している。結果としては機能的成熟における55%の分散を説明可能であった。もっとも予測への寄与が高かったのは,大人における主要な機能的ネットワーク間のショートレンジ機能的結合の低下であった模様。成熟すると機能的ネットワーク間の独立性が高まるってことだろうか。。
2010-09-13
TMS-fMRIの同時施行研究における脳卒中後の反対側背側前運動野の役割
The Role of Contralesional Dorsal Premotor Cortex after Stroke as Studied with Concurrent TMS-fMRI.
J Neurosci. 2010 Sep 8;30(36):11926-37
Authors: Bestmann S, Swayne O, Blankenburg F, Ruff CC, Teo J, Weiskopf N, Driver J, Rothwell JC, Ward NS
反対側背側運動前野は脳卒中後の残余運動機能をサポートするらしい。この点を慢性期脳卒中患者にて検討している。安静時の一次運動野における反対側背側運動前野の生理学的影響は確立しているのでそれを用いていて,これはより強い臨床障害をもつ患者においてより促進効果を持っていた。次にfMRI中に反対側背側運動前野にTMSを適用している。ハンドグリップに関連した活動は障害の強い患者でより大きくなっている。また,同側の感覚運動野の活動ピークはより障害の強い患者において後ろに交代していた。感覚運動野への状態依存的な影響が,脳卒中後の回復を反対側背側運動前野が支えているメカニズムかもしれないらしい。つまりどういうことだってばよ。
J Neurosci. 2010 Sep 8;30(36):11926-37
Authors: Bestmann S, Swayne O, Blankenburg F, Ruff CC, Teo J, Weiskopf N, Driver J, Rothwell JC, Ward NS
反対側背側運動前野は脳卒中後の残余運動機能をサポートするらしい。この点を慢性期脳卒中患者にて検討している。安静時の一次運動野における反対側背側運動前野の生理学的影響は確立しているのでそれを用いていて,これはより強い臨床障害をもつ患者においてより促進効果を持っていた。次にfMRI中に反対側背側運動前野にTMSを適用している。ハンドグリップに関連した活動は障害の強い患者でより大きくなっている。また,同側の感覚運動野の活動ピークはより障害の強い患者において後ろに交代していた。感覚運動野への状態依存的な影響が,脳卒中後の回復を反対側背側運動前野が支えているメカニズムかもしれないらしい。つまりどういうことだってばよ。
2010-09-10
ヘロイン乱用者におけるvACCの機能的結合の変化
Changes in functional connectivity of ventral anterior cingulate cortex in heroin abusers.
Chin Med J (Engl). 2010 Jun;123(12):1582-1588
Authors: Wang W, Wang YR, Qin W, Yuan K, Tian J, Li Q, Yang LY, Lu L, Guo YM
ヘロイン乱用者は,vACCとNAC,海馬傍回,扁桃体,視床,PCCとの機能的結合が低下していた模様。臨床症状との対応までやってくれるとなおよいのだけど。
Chin Med J (Engl). 2010 Jun;123(12):1582-1588
Authors: Wang W, Wang YR, Qin W, Yuan K, Tian J, Li Q, Yang LY, Lu L, Guo YM
ヘロイン乱用者は,vACCとNAC,海馬傍回,扁桃体,視床,PCCとの機能的結合が低下していた模様。臨床症状との対応までやってくれるとなおよいのだけど。
2010-09-09
インターネット中毒における局所的同質性の増加:安静時fMRI研究
Increased regional homogeneity in internet addiction disorder: a resting state functional magnetic resonance imaging study.
Chin Med J (Engl). 2010 Jul;123(14):1904-1908
Authors: Liu J, Gao XP, Osunde I, Li X, Zhou SK, Zheng HR, Li LJ
インターネット中毒では,小脳・脳幹・帯状回・海馬傍回・右上前頭回とかいろいろ,の局所的同質性(ReHo)が増加。これらの同期増強が報酬経路と関連しているとの無理矢理感のあるご考察。
Chin Med J (Engl). 2010 Jul;123(14):1904-1908
Authors: Liu J, Gao XP, Osunde I, Li X, Zhou SK, Zheng HR, Li LJ
インターネット中毒では,小脳・脳幹・帯状回・海馬傍回・右上前頭回とかいろいろ,の局所的同質性(ReHo)が増加。これらの同期増強が報酬経路と関連しているとの無理矢理感のあるご考察。
2010-09-07
低周波BOLD摂動を用いた運動野内壁の体部位局在性の発見
Discovering the somatotopic organization of the motor areas of the medial wall using low-frequency bold fluctuations.
Cauda F, Giuliano G, Federico D, Sergio D, Katiuscia S.
Hum Brain Mapp. 2010 Sep 2. [Epub ahead of print]
なにげに重要そう。運動野を9のROIに分割。吻側尾側にかけて体の表象に関連した勾配がみとめられた模様。内側壁の体部位表象は手が吻側で,尾側・腹側が足により関連していた。rsfMRIでここまで分離できるとは驚いた。
Cauda F, Giuliano G, Federico D, Sergio D, Katiuscia S.
Hum Brain Mapp. 2010 Sep 2. [Epub ahead of print]
なにげに重要そう。運動野を9のROIに分割。吻側尾側にかけて体の表象に関連した勾配がみとめられた模様。内側壁の体部位表象は手が吻側で,尾側・腹側が足により関連していた。rsfMRIでここまで分離できるとは驚いた。
2010-09-06
安静時の脳はリスキー行動に関心がある
PLoS One. 2010 Aug 19;5(8). pii: e12296.
Your Resting Brain CAREs about Your Risky Behavior.
Cox CL, Gotimer K, Roy AK, Castellanos FX, Milham MP, Kelly C.
安静時fMRIとリスキー行動の個人差を検討した研究。リスキー行動は右IFGと右島の機能的結合の増強,左側坐核と右頭頂-後頭皮質の結合の低下と関連していた。解釈はよくわからず。
Your Resting Brain CAREs about Your Risky Behavior.
Cox CL, Gotimer K, Roy AK, Castellanos FX, Milham MP, Kelly C.
安静時fMRIとリスキー行動の個人差を検討した研究。リスキー行動は右IFGと右島の機能的結合の増強,左側坐核と右頭頂-後頭皮質の結合の低下と関連していた。解釈はよくわからず。
2010-09-04
表情を見ているときの脳活動にストレスがどのように影響するかにおける性差
Sex differences in how stress affects brain activity during face viewing.
Neuroreport. 2010 Oct 6;21(14):933-7
Authors: Mather M, Lighthall NR, Nga L, Gorlick MA
ストレス下では,男性は社会的に引きこもるが,女性は社会的サポートを希求する傾向にある。このfMRI研究では感情的な表情を見ているときの脳活動にストレスが及ぼす影響を検討している。Fusiformはストレスが付加されると男性においてその活動が減弱している一方,女性ではより賦活している。また,Fusiformとその他の脳領域の結合は男性では弱まるが,女性では強まる。これらの結果は,ストレスとは男女の感情知覚において異なる影響を及ぼすことを示している。
Neuroreport. 2010 Oct 6;21(14):933-7
Authors: Mather M, Lighthall NR, Nga L, Gorlick MA
ストレス下では,男性は社会的に引きこもるが,女性は社会的サポートを希求する傾向にある。このfMRI研究では感情的な表情を見ているときの脳活動にストレスが及ぼす影響を検討している。Fusiformはストレスが付加されると男性においてその活動が減弱している一方,女性ではより賦活している。また,Fusiformとその他の脳領域の結合は男性では弱まるが,女性では強まる。これらの結果は,ストレスとは男女の感情知覚において異なる影響を及ぼすことを示している。
2010-09-03
有カロリーもしくはノンカロリーのソフトドリンクの消費はテイスティング時の脳活動に異なる影響を及ぼす
Consumption of caloric and non-caloric versions of a soft drink differentially affects brain activation during tasting.
Neuroimage. 2010 Aug 27;
Authors: Smeets PA, Weijzen P, de Graaf C, Viergever MA
おなかが減っているときの有カロリーの飲料は線条体を賦活させるっぽい。
Neuroimage. 2010 Aug 27;
Authors: Smeets PA, Weijzen P, de Graaf C, Viergever MA
おなかが減っているときの有カロリーの飲料は線条体を賦活させるっぽい。
2010-09-01
鏡を通して見たアクションにおける感情
Emotions in action through the looking glass.
J Anal Psychol. 2010 Feb;55(1):3-29
Authors: Sinigaglia C, Sparaci L
ミラーニューロンがらみの研究の模様。鏡を通してみた他者の運動行動と感情がどうリンクするのかよくわからず。
J Anal Psychol. 2010 Feb;55(1):3-29
Authors: Sinigaglia C, Sparaci L
ミラーニューロンがらみの研究の模様。鏡を通してみた他者の運動行動と感情がどうリンクするのかよくわからず。
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